菊水マルチテスター MODEL1502修理

不良品を多数入手したが症状が同じで原因を探し出せば復活する台数も多いのでチャレンジしてみた。動作品と比較しADC(ICL7107CPL)周りの不良と断定し各端子の電圧を比較していき比較コンデンサ(日本ではコンデンサと教育しているが世界ではキャパシタでないと通用しない日本の間違った教育の一つだ)端子VrefとINT端子電圧がおかしい。1台目は上記の周辺コンデンサに再ハンダづけをすると(INT27ピンにつながるコンデンサC18 0.22uFのリードにハンダがのりにくかった)復活、数日後にまた不動状態にINTにつながるコンデンサがどうも気に入らないので取り外して容量測定をすると容量がでない、手持ちのコンデンサに取り替えると復活、他の不良品も同様の症状で。結論はこのコンデンサの製造時の不良や取付時の加熱による不良がこのタイプ故障の大半であるように思う。